新年度が始まり、ヨガのクラスも3回目になりました。4歳児クラスのみんなも慣れてきた様子。
前回のクラスでの内容を覚えていてくれて、「もう一回あれやりたい!」とリクエストしてくれる子も出てきました。担任の先生からも、子どもたちがヨガの日を楽しみにしていてくれると話していただき、嬉しい限りです。
ヨガのクラスでは、まずはじめに、園で用意してくれたバスタオルを床に敷き、その上に座ります。タオルは滑るので、始まりの挨拶と座位のポーズで少し使う程度ですが、
「どこに座ってもいいよ~」
と声掛けしています。
今日、自分はどんな気持ちで、どこに座ると心地良いか、自分がいちばんしっくりくる場所をそれぞれに探してもらい、ここ!と決めてもらうのです。
はじめは、「〇〇ちゃんの隣がいいー!」「俺も△△と一緒に座るー!」と、お友達同士がダンゴのようにつながっていたりしますが、両手を伸ばし、お互いの手がぶつからなければそれでよし、としています。
私のまん前に来る子や、うーーんと遠い、端っこにバスタオルを広げる子もいます。
みんなが座ったところで「今日はそこでいいですか~?」と聞くと、何人かが、
「やっぱり、こっちのほうがいい!」
と立ち上がり、バスタオルをひらひらさせて、パッと座ってはまた立ち上がり・・蝶々みたいにあっちこっち探しています。
自分の気持ちや体に意識を向けて、今、自分の感覚がどんな感じなのか、お友達と遊ぶように、自分の内側にいる「わたし」とお話してみてね。「わたし」が心地良い場所はどこかな?
不思議なもので、はじめはダンゴ状に並んでいたバスタオルが、時間が経つにつれ、いい感じにばらけていました。「わたし」が居心地良いと、友達とくっつかなくても、一緒にいなくても、なぜか安心でいられるんだよ。